願いや祈りのままにつづる日々

最初は誰かを思いありのまま

思いは書いてしまうと変化する

変化は鈴虫のようではなく

濁りが消えてしまい

もう文章としての行き場を

見失って行った

次元というものがあるのなら

谷底深くに落ちている言葉

もう、拾えないところまで

落ちていく言葉

恋や愛を伴わないまま

逃げもせずに消えていく

言葉たち

ある晴れた日にもきっと

手のひらにはなんにもない

山でないている人たちがいる

光は戦いのためではなく

闇は息を殺すためではなく

声と声のまにまに

感覚不確かな余韻秘め

もがきあがきなげきかなしの

感情が残ってないのです

誰もが鏡のような

鏡もぼくのような

そして

そこには光のスジがひとつ

そして

過去が映らなくなった

モノクロームのものが

ひとつ

鎖につながれた

占い師に

御仏が

何かを問うていた

愛だけがすべてと

嘯いて

愛だけがすべてと

嘯いて

それでも

愛だけがすべてと

嘯いていた